2021.3.7 雪山ワカン山行 野伏ヶ岳


37日     磯部 多恵 他7

 雪がまだ残る奥美濃白山方面、野伏ヶ岳に8名で行ってきました。 登山道はなく、積雪時のみ登れる山と聞き、非常に楽しみでした。

 まずは林道を歩き、雪は湿り気の強い重い雪で所々深く埋まりそうになりかけましたが、さすがワカン!深く埋まることなく、林道を進むことができました。林道を抜けると広々とした牧場跡地に到着。すると目の前に真っ白に雪をかぶった雄大な野伏ヶ岳が、右手には白山が目の前にドーンと現れ、思わず「おお!」と叫んでしまいました。牧場を抜けると、いよいよ野伏ヶ岳のダイレクト尾根にアタック!下部は傾斜が緩かったですが、上部に向かうほど急斜面となり、ワカンからアイゼンに履き替え、急斜面を登っていきました。雪山初心者の私には重く深く沈む雪斜面に非常に苦労しました。

 やっとの思いで、頂上に着くと、そこには360度の大展望が待っていました!真っ青の雲ひとつない空に真っ白な雪、目の前に迫るダイナミックな白山。遠くには御岳山、乗鞍岳、そして北アルプスがはっきりと!登ったメンバー全員で雄叫び?悲鳴?が出てしまいました(笑)。青空のもと、風もない頂上で絶景を見ながらの昼食は、とても幸せでした。 

 絶景を目に焼き付け、気を引き締めなおし、下りへ。深雪に足を取られながら、何回も転びながら慎重に下りました。