2023.10.24~26 味わい深い山・皇海山


▲10月24日~26日 近藤 千加子 他2名

・24日銀山平にある国民宿舎かじか荘スタート。一ノ鳥居までは林道を歩く。一ノ鳥居からは夫婦蛙岩、仁王門などの岩がある。沢山の猿や鹿の親子にも出会った。途中で「山荘にデポしておいた荷物を全部盗られた」と半泣きで話す女性に遭遇し驚いた。

・25日山荘を明るくなってから出発した。庚申山への登り口が分りにくかったし、紅葉が美しかったので、明るくなってからの出発で正解だった。秋晴れの登山日和で快調に歩を進めて行く。最初の駒掛山、地蔵岳あたりまではたいしたことはなかったが、薬師岳を越えたあたりから鋸尾根は険しくなり、鎖や梯子を使ってほぼ垂直の岩場を降りたり登ったりを繰り返しながら、白山・蔵王岳・剣ノ山・熊野岳を越えて、やっと鋸山に着いた。皇海山近くから鋸尾根をみると見事に鋸の歯のようにギザギザであった。

 皇海山の山頂は展望がないうえ雲行きが怪しくなってきた。しばらく行くと雷が鳴りだし雨も降ってきた。尾根から少し下った笹薮に身をかがめて待機する。少しして雷が遠ざかったようなので再び歩き出すも、歩けど歩けどなかなか山荘につかず、結局、暗くなってヘッドランプをつけての下山となった。山荘に着いたのは17時35分。途中、景色のよいところでゆっくり休憩したり、雷に遭遇して待機したりもあったが、朝から約12時間の行動時間となった。